アカテンイロウミウシ
コウメウミウシ
トランバン(バリ島)で撮影したコウメウミウシのペア。
触角と二次鰓は前回のキスジカンテンウミウシとほぼ同じで
外套膜は沖縄でよく見られるコンペイトウウミウシと似ていますが
コウメウミウシの方がオレンジ色の点が小さく、数が多いのが特徴。
インドネシアやフィリピンではこのタイプがよく見られます。
Philippines Gallery 13-4 はマクタン(セブ島)で撮影したコウメウミウシ。
「海中写真館」 Bali Gallery 2-8
Nikon F80●AF Micro Nikkor 105mm●Z-220+YS-30
キスジカンテンウミウシ

夏の涼しげな和菓子のようなキスジカンテンウミウシ。
沖縄では水温が高い夏場でも見られ、1年を通じて見つけることができます。
このウミウシと同じドーリス科でコンペイトウウミウシがいますが
触角と二次鰓はよく似ていて、外套膜のベースはどちらも乳白色。
オレンジ色の部分が筋模様か点模様かの違いです。
両者のハイブリッドも見られるということなので、極めて近い種類です。
「海中写真館」 Motobu Gallery 3-8
Nikon F80●SIGMA MACRO 180mm●Z-220+YS-30
ウミウチワ
慶良間で撮影したウミウチワのシルエット。
私はワイドでウミウチワを撮る時、自然光で撮影することが多いのですが
それはストロボ光でウミウチワの色を出すと逆効果になることがあるから。
特にこの写真のように青い海と太陽光をバックに逆光気味で撮る場合は
ストロボを強く当てるとせっかくのシルエットが台無しになってしまいます。
以前ご紹介したのはストロボを弱く当てたウミウチワとナンヨウキサンゴ。
「海中写真館」 Kerama Gallery 29-4
NIKONOS RS●R-UW AF Fisheye Nikkor 13mm
ツマベニミノウミウシ

早春の慶良間で撮影したツマベニミノウミウシ。
この個体はまだ小さく(体長1cm弱)、3倍テレコンの最短撮影です。
ウミウシの中でも特にミノウミウシは動きの中で形が刻々と変化しますが
ファインダーを覗きながら注視するのは頭部の先端にある触手と触角の動き。
ピントもその部分を基準に合わせます。
ツマベニミノウミウシは慶良間で今までに2回しか見つけたことがなく
Kerama Gallery 26-2 は2回目に見つけたもう少し大きな個体。
「海中写真館」 Kerama Gallery 13-2
Nikon F4●AF Micro Nikkor 105mm×3Telecon●Z-220+YS-30×2
スケロクウミタケハゼ

白いトゲトサカの隙間から顔をのぞかせていたスケロクウミタケハゼ。
透明度があまり良くなかったので海の色は青くなりませんでしたが
ミント色に染まった白が爽やかだったので、自然光を生かして撮りました。
海は青いに越したことはありませんが、時には緑もいいものです。
「海中写真館」 Kashiwajima Gallery 17-2
Nikon D700●SIGMA MACRO 150mm●Z-240+S-2000
セボシウミタケハゼ
トゲウミエラについていたセボシウミタケハゼです。
トゲウミエラの仲間はどこの海でも見られますが
トランバン(バリ島)ではこの太い軸にハゼがよくとまっています。
撮影中、ハゼは逃げることはありませんが、ウミエラの方がクルクルと回転。
いろんな角度からアングルの変化が楽しめるユニークなホストです。
Bali Gallery 62-5 と Bali Gallery 62-6 はアングルを変えて。
「海中写真館」 未掲載
Nikon D700●AF Micro Nikkor 105mm●Z-240+S-2000