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福井淳「光彩写真館」
福井淳「海中写真館」

福井淳「海中写真館」水中写真ブログ

ツバメウオ 

ツバメウオ

ツバメウオは成長につれて体のラインがだんだん丸くなりますが
若魚のうちは写真のように鰭が長く伸び、見た目も精悍です。
そのあたりは人も同じ、できることなら若い頃の体型に戻りたいですね。
ツバメウオなど、魚の群を撮るときは形を乱さないように気を付けますが
見ていていつも感心するのはその見事な同調性。
距離感、方向感覚、反応速度、運動神経など
すべての要素がシンクロ競技の原点のような気がします。

「海中写真館」 Motobu Gallery 1-2
Nikon F100●SIGMA 15mm Fisheye●SB-105×2
2006-10-29 | 魚類(その他) | Comment

キミシグレカクレエビ 

キミシグレカクレエビ

なんとも日本的な情緒のある名前がついていますが
私はこれまで日本では見た記憶がありません。
沖縄でよく見るのはこれとよく似たムチカラマツエビです。
両者の違いは頭部に突起があるかないかで、それ以外はほとんど同じ。
ホストは同じムチカラマツ類で、体色はホストに合わせて変異します。
写真を撮ろうとすると嫌がってムチカラマツの裏へ回ることがありますが
下手に触ってしまうとせっかく開いていた美しいポリプが閉じて台無し。
綺麗な写真を撮るにはエビよりも開いたポリプの方が大事です。

「海中写真館」 Bali Gallery 17-6
Nikon F100●AF Micro Nikkor 105mm×2Telecon●Z-220×2
2006-10-26 | 甲殻類(エビ類) | Comment

セボシウミタケハゼ 

セボシウミタケハゼ

バックを黒くするか、海の青を出すかはその時の状況と撮る人の好み。
ただ単純に被写体の発色の美しさだけから考えると
この写真のソフトコーラルのようなラベンダー系(紫系)の被写体は
自然光を生かしてブルーバックにした方が見た目に近く綺麗です。
ストロボ光だけで撮るとどうしても赤~黄色系の色が強調されるので
ラベンダー系の色は赤紫や赤茶色に変化してしまいます。
とは言っても、明るい海でないとそんな選択の余地はありません。

「海中写真館」 Kerama Gallery 22-7
Nikon F80●SIGMA MACRO 150mm●Z-220+YS-30
2006-10-16 | 魚類(ハゼ) | Comment

フリソデエビ 

フリソデエビ

このフリソデエビ、ダイバーがヒトデを与えて守っていたペアです。
実は私、この写真のためにヒトデを1匹犠牲にしました。
見た時にヒトデがなくなっていたので、ご近所で新しいヒトデを調達。
フリソデエビに渡すと待ってましたとばかりに飛び乗ってくれました。
写真のために犠牲になっていただいたヒトデには申し訳なかったですが
やっぱりフリソデにはヒトデ、よく似合います。
Bali Gallery 11-4 は同じ時に撮った別カット。

「海中写真館」 未掲載
Nikon F100●AF Micro Nikkor 105mm●Z-220×2
2006-10-13 | 甲殻類(エビ類) | Comment

ジョーフィッシュ 

ジョーフィッシュ

人気のジョーですが穴から顔を出しているだけでは面白くありません。
そこでちょっといたずらをして、こんな写真を撮ってみました。
この撮り方、ご存じの方もいらっしゃると思いますが
ジョーフィッシュが穴の周りに石ころを積む習性を利用したものです。
方法は簡単。穴の周りの石ころをどけて、少し離れたところに置くだけ。
あとは気長にジョーが出てくるのを待って、そこを狙い撮りします。
Motobu Gallery 10-4 はサンゴのカケラをくわえた瞬間。

「海中写真館」 未掲載
Nikon F80●SIGMA MACRO 150mm●Z-220+YS-30
2006-10-10 | 魚類(その他) | Comment

ウミヘビ 

ウミヘビ

好き嫌いは別として、ダイバーはウミヘビとの遭遇は避けられません。
猛毒とは言ってもこれまでダイバーが噛まれた事故は聞いたことがないし
私がまだライセンスを取って間もないころ、某沖縄のガイドさんが
後輩ガイドにウミヘビを巻き付けて特訓?していたのを目撃しています。
(善良なガイドさんは絶対に真似しないでくださいね!)
撮影のときは万が一ということもあると思うので一応警戒。
結果的にはウミヘビの行く手を遮って、ここまで近づいて撮ってます。

「海中写真館」 Kerama Gallery 6-5
Nikon F90X●SIGMA 15mm Fisheye●SB-105×2
2006-10-07 | 爬虫類(ウミガメ他) | Comment

カゲロウカクレエビ 

カゲロウカクレエビ

肉眼で見て?と思っても写真に撮ると美しい被写体は結構います。
このカゲロウカクレエビもそんな写真写りがいい被写体の一つ。
「触るな」ということでダイバーなら誰でも知ってる嫌われ者のガヤ。
それに擬態している透明なエビで、黒線模様と白い点々が実に美しい。
シロガヤ、クロガヤなど、宿主によってエビの色彩も異なります。
これはクロガヤなので、自然光を入れてバックをブルーで抜きましたが
Kerama Gallery 20-3 は同じアングルでバックを黒っぽく撮影。

「海中写真館」 未掲載
Nikon F80●SIGMA MACRO 150mm●Z-220+YS-30
2006-10-03 | 甲殻類(エビ類) | Comment

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