クダヤギクモエビ
岩陰などでよく見られるクダヤギに完璧に擬態しているクモエビです。
最初ガイドさんに教えてもらった時は目からウロコ。
今まで見過ごしていたクダヤギに、こんな美しいエビが隠れていたとは…
その後、クダヤギを念入りに探すとよく見つかるのですが
いざ撮ろうと思ってファインダーを覗いていると
そのうちどこにいるのか判らなくなってしまいます。
「海中写真館」 Motobu Gallery 7-7
Nikon F80●SIGMA MACRO 150mm●Z-220+YS-30
セボシウミタケハゼ

私がこれまで最も多く撮影している被写体、セボシウミタケハゼ。
今回はソフトコーラル&ブルーバックバージョンです。
ソフトコーラルの赤に海の青、そしてアクセントにポリプの白…
補色の関係にある赤と青だけなら単調でどぎつい配色になりますが
そこに白いポリプが入ると全体がソフトな印象に変化してくれます。
「海中写真館」 Bali Gallery 12-5
Nikon F100●AF Micro Nikkor 105mm×2Telecon●Z-220×2
ホシゾラワラエビ
主に温帯域に生息するオルトマンワラエビに対して
このタイプは脚の関節部に黒で囲まれた白斑がなく
図鑑ではムギワラエビ属の一種とされています。
(追記:ホシゾラワラエビという和名がつきました。)
ソフトコーラルなどの美しい宿主で見つかり、被写体としても人気。
全身を入れるとバックに負けて存在感が無くなってしまうことがあるので
中心部の顔と胴体をアップで撮ることの方が多いのですが
この写真の個体はなんと全身が約20mmの極小サイズでした。
「海中写真館」 Philippines Gallery 2-3
Nikon F80●SIGMA MACRO 150mm●Z-220+YS-30
ホシベニサンゴガニ

名前はサンゴガニですが、サンゴの枝間で見られるサンゴガニと異なり
このホシベニサンゴガニは小さな茂みのようなカナアミカラマツに共生。
枝の間から出そうとすると最初は奥へ奥へ隠れようとしますが
そのうち観念するとハサミを万歳して、威嚇のポーズをとってくれます。
写真を撮るにはもちろんこの時がベストです。
「海中写真館」 Motobu Gallery 8-6
Nikon F80●SIGMA MACRO 150mm●Z-220+YS-30
コブシメ
3月からGWにかけて、沖縄ではコブシメの交接・産卵が見られます。
以前に仲むつまじい雌雄のコブシメをご紹介しましたが
今回は雄同士、雌を獲得するために威嚇しあう緊迫したシーンです。
このような黒縞模様の体色は、この時季の雄同士にだけ見られる攻撃色。
突起を出したり、足を広げたり、精一杯体を大きく見せようと懸命です。
反対に雌の前では白っぽく、見るからにやさしい色に変化します。
「海中写真館」 Kerama Gallery 14-3
Nikon F100●SIGMA 12-24mm●Z-220×2
2007-05-04 |
頭足類(イカ/タコ) |
Comment
ムラサキウミコチョウ
ヒラヒラと水中を舞うことでも知られるムラサキウミコチョウ。
早春からGWにかけて、沖縄の海ではごく普通に見られます。
この小さな海の妖精、美しく撮れるのはやはりローアングルで真横から。
さらに欲を言えば、後ろの突起をピンと一直線に立てているのが理想です。
ただこのような美しい姿勢が見られるのは稀。
普通は Miyako Gallery 15-1 のような感じです。
「海中写真館」 Kerama Gallery 13-6
Nikon F4●AF Micro Nikkor 105mm×3Telecon●Z-220+YS-30×2