ハナミノカサゴ
今から10年前に撮ったハナミノカサゴです。
私はこの頃はワイド一筋で、カメラも1台。
ストロボも1灯で、ライティングは左上から一発シンプルに。
今見ると2灯使って撮るよりも、下にくっきりと出た陰が印象的です。
この美しい砂地は慶留間島(慶良間)の港から目と鼻の先にありましたが
その後の桟橋工事で、今はすっかり様子が変わってしまいました。
「海中写真館」 Kerama Gallery 2-6
Nikon F90X●AF Fisheye Nikkor 16mm●SB-105
2008-01-28 |
魚類(カサゴ/オコゼ) |
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コメント
マクロが好きな私ですけど、一目で気に入りました。ステキな作品です!
フィッシュアイを持ったら、2灯じゃなきゃ!と焦って2灯にしましたが、
ライトの数は関係ないんだ~・・・と思いました。
白い砂に影が映えてますね~
今日もほんと目から鱗状態です!
ワイドで1灯!それ自体セオリーからすると??
なのにこんなに素敵な光と影がハナミノカサゴのような普通種を引き立たせるなんて!
いつもほんとに勉強になります!
ありがとうございます。
ここの砂地は普段ダイバーが潜らないので、フィン痕が全く無く、とても美しい状態でした。
写真は静かで落ち着いた雰囲気に仕上がりましたが
ミノカサゴの方は隠れるところのない砂地で、落ち着かなかったことと思います。
地平線を彎曲させたかったので、できるだけ画面の上にもってきて、その分砂地を多く入れました。
これが結果的に手前の陰すべてが画面内におさまることとなり、うまくバランスがとれました。
フィッシュアイでストロボ1灯のときは光の中心を確実に被写体に当てないとダメですが
うまくいけば陰影を強調した印象的な写真が撮れますね。
ストロボ2灯で同じようなシチュエーションで撮ることがありますが
光は回っても陰がこのようにできないので、何か物足りない写真になってしまいます。
それと砂地でローアングルで撮る場合、左右からの光よりも上からの光の方が
砂(砂紋)そのものが美しく撮れますね。