テルメアジ
先週、トランバンで撮影した Nikon D800 の水中ワイド。
今回は沈船のギンガメアジが残念ながら姿を消してしまったため
代わりにドロップオフの浅場で群れているテルメアジを撮りました。
D800 は水中ワイドには理想的な高解像度&広ダイナミックレンジ。
太陽光周りの白トビやトーンジャンプもほとんど気になりません。
以前ご紹介したのは同じ場所でフィルムで撮影したテルメアジ。
「海中写真館」 未掲載
Nikon D800●Tokina Fisheye 10-17mm●Z-240×2
コメント
素晴らしい!! 買います!
撮影技術も大いに関係していると思われます。
撮影条件など、お教えいただけると嬉しいです。
即決ですね!!!
試行錯誤を重ねた結果、太陽光をここまで自然に表現できるようになりました。
課題はD800で水中ワイドをいかにフィルムに近づけるか。
詳しくはまたあらためてメールさせていただきますので、しばらくお待ちください。
私はD300を使っていますがワイド撮影時の太陽の白飛びや水のグラデーションが。。。フルサイズへの移行(D600またはD800)を考えています。やはりフルサイズ機だとフィルムに少しは近づけるのでしょうか?またどのような設定だといいのでしょうか?
いつも「海中写真館」をご覧いただきありがとうございます。
白トビ&トーンジャンプを軽減するにはフルサイズよりもダイナミックレンジが重要です
D800、D600はいずれも現行のデジイチの中では最高レベルで、水中ワイド向きと言えるでしょう。
ただし、カメラまかせの露出では太陽光周りがオーバーになり、白トビが発生します。
これを軽減するために露出は-1~2EV(アンダー)で、絞りをf11~16まで絞ります。
光量不足を補うために、ストロボ光量は+補正します。
最後にRAW現像段階でトーンカーブを+調整し、暗部~中間部の明るさを整えます。
D800でDXレンズで撮影(トキナーの10-17mm)するのとD600にNikonの16mmフィsッシュアイを付けてFXフォーマットで撮影するのとではどちらが適していると思われますか?
トキナー10-17mmは15-17mmの範囲ではFXフォーマット用レンズとして使えます。
(ブログの写真は15mm付近で、もちろんFXフォーマットで撮影しています。)
Nikonに比べ、何よりも最短撮影距離が短いのが魅力ですね。
単焦点レンズであれば同じく最短撮影距離が短いシグマ15mmフィッシュアイもおすすめです。
てっきりDXレンズを付けた時点でカメラ側がDXフォーマットを選択するものかと思っていました。ズームをかけて15mm以上になるとDXがFXに変わるのでしょうか?それともカメラをFXフォーマットに設定していたら撮影が15mm以上に制限されるということですか?
[撮影メニュー>撮像範囲>DX自動切り替え]をOFFに設定します。(デフォルトはON)
本来、レンズを通した画像は円形で、これをイメージサークルと言います。
ズームレンズはこのイメージサークルがズーム操作によって拡大縮小するわけですが
10-17mmレンズの場合、15mm以下ではFXの撮像範囲よりもイメージサークルが小さくなるので
撮影はできますが四隅に円形のけられ(黒い部分)が生じます。
15mm以上だとイメージサークルがFXの撮像範囲よりも大きくなるので、普通に撮影できます。
この状態は視野率100%のD800、D600のファインダーなら正確に確認できます。
これからもよろしくお願いします。